開発途上国の水・衛生セクターの開発には、様々なレベルでのキャパシティ・ディベロップメントが重要であり、私たち日本テクノはこれら社会開発にかかる分野でのコンサルティング・サービスを提供してきました。例えば、「無償資金協力」による村落給水施設などの基礎インフラ整備では、対象地域の利用者が自ら施設を運営・維持管理していくための組織や体制づくりが不可欠となります。参加型手法を用いた地域住民との運営・維持管理計画づくり、水利用者組合など住民組織の形成、各種トレーニングの実施などを通じて地域社会の草の根開発の支援を行います。また、行政セクターのキャパシティ向上も大きなテーマの一つです。「開発調査」を通じたマスタープランの策定とカウンターパートとなる現地実施機関への技術移転、近年では「技術協力プロジェクト」を通じた水・衛生事業での運営・維持管理にかかる国家モデルの構築と普及などに積極的に取り組んでいます。