気候変動の問題は人類全体の生存にとって深刻な脅威であり、国際社会が一致団結して取り組むべき重要な課題として認識されています。しかし、開発途上国では気候変動の影響に対処するための技術・資金などが不足しており、先進国の技術力や資金面での支援が求められています。日本国のODA事業においても気候変動問題への対策やクリーンエネルギー導入などが近年積極的にすすめられています。当社では1992年にセネガルでの地方給水プロジェクトにおいて太陽光を動力源に用いた地方給水施設の設計・施工監理を行って以来、ガンビア、トーゴ、ギニア、エルサルヴァドル、パプアニューギニア等の多くのプロジェクトで実績を上げてきました。
廃棄物処理の分野では、途上国の都市部を中心に問題が深刻化している一般廃棄物や産業廃棄物などの収集・運搬・処分にかかわる車両機材調達や運営管理能力強化のためのプロジェクトの計画立案、機材計画、調達監理、運用計画指導等を行っています。
プロジェクト実施の際には、プロジェクトが環境や地域社会に与える影響を予測・評価するため、環境影響評価などの環境社会配慮調査を行っています。この他、水質や大気の汚染などのモニタリング調査、大気汚染対策計画などにも取り組んでいます。
また地域における環境、エネルギー、廃棄物の種々の問題を解決すべく循環型社会形成のための技術協力などにも取り組んでいます。